建築学生の建築旅行記.  一人でも多くの人に建築を身近に感じてもらえれば... 旅行の参考にもぜひ!


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「黄金の街」「北のローマ」「建築博物館の街」
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1200年の歴史を持つ国.ヴルタヴァ(モルダウ)河畔に広がる、街全体が世界遺産に登録されている「世界遺産の街」である.
1346年、ボヘミアを統治していたカレル1世が神聖ローマ帝国皇帝に選ばれ、カール4世(カール大帝として有名)となり、プラハは神聖ローマ帝国の中心となる.プラハの歴史についての詳しいサイト→Click
プラハといえば、フランツ・カフカ、プラハの春、J・ヌーベル設計プラハ・アンデル.実は、良く知らない・・・とにかく、チェコはこの4月にEUに加盟したばかりである.

旧市街広場とティーン教会
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旧市街広場はプラハの中心となる広場.プラハには旧市街と新市街があり、新市街はプラハ・アンデルがあるモルダウ川西岸.
ティーン教会は14世紀に改修された、高さ80mのゴシック様式とルネッサンス様式が混ざった教会.そういえば、入るの忘れていた!

ヤン・フス像
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ルターよりも約100年も早く、宗教改革約を行い、火あぶりの刑にあった神学者ヤン・フス.

旧市庁舎
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旧市庁舎もティーン教会同様、旧市街広場に面している.正面の建物だけでなく、その周辺の建物も旧市庁舎の一部となっている.いつも建て直す日本では考えられない使い方である.

旧市庁舎の仕掛け時計
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15世紀にカレル大学の数学者であったハヌシュ教授が設計。彼はこの時計の設計後、他国でも造られないように、目を潰される.
彼は失明した後も時計の管理と維持に従事していたが、その後彼が病気で死んだと同時にこの天文時計も止まってしまった。なんてロマンチックな話だろうか!大きな古時計そのままである!その後、時計の仕組みを理解できるものが現れず、数百年の間この時計を動かすことはできなかった. 1948年に電動式に換えて再び動き始め、今はその仕掛けが9:00~21:00の毎正時に見る事が出来る.仕掛けを見ようと、時計前は多くの人が集まる場所である.ロマンチックな仕掛け時計だが、人形達が演じる内容ははっきり言って重い・・・.
賑やかなイベントのような、毎正時のカラクリは、人間達に、生きられる時間が1時間1時間短くなっていることを警告しているのだ!
ちなみに、精巧な仕掛け時計であるが、それは15世紀の話であり、現代の私たちにとっては、はっきり言って何てことの無いものであるので、あしからず.

カフカ博物館
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カフカ博物館も旧市街広場から徒歩1分以内の場所にある.
プラハに来たならば、やっぱりカフカ博物館.しかし、ここが意外と狭い.博物館というよりは売店.それでも、著作からしか知らない私にとっては、彼の生い立ちや、絵等、興味深い展示(売り物?)が多数置いてあった.
ここで、カフカのポストカードを購入.

Jewish Cemetry
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プラハには旧新シナゴーグもあり、ユダヤ人が多く住んでいた街である.ユダヤ人墓地の横を通った時に一枚カシャッっと撮影.「選ばれた民」の墓である.

ヴルタヴァ川とカレル橋.そしてプラハ城
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カレル橋とプラハ城は、後のツアーで見学するため、今日は遠景で我慢.一路、南へ歩く.

これがプラハのトラム
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プラハのトラムは、なんとも未だに共産圏カラーである.新しい色のトラムも沢山走っているけれど、この色のトラムを見れば、嫌でもチェコが旧共産圏であった事実を思い出してしまう.だけど、そんなところもチェコの良さではないだろうか.いつまでも、マイペースな街であってほしい.情けない近代化だけはしてほしくないと願う.
トラムが走る街の道はケーブルが張り巡らされえいて、見ごたえありです.

何やら、不思議な現代建築.ファサード命って感じです
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国民劇場の近く.大型スーパーTescoも並びにある.

Tescoの横にて
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ここは、おそらく地元の人が多い地域でしょうか.建築本がある本屋も.その本屋でプラハの建築マップを購入.写真は全て白黒です.
そして、見えますかね~.プラハにもマックありました!!でも、おそらくプラハ市内に数件という感じです.
このあと、パンクにリンチにあっている障害浮浪者を見ました.周囲の人は見て見ぬふり、傍観者になるのは世界共通なのでしょうか.

National Nederlanden Building
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ようやく目的の1つに到着.フランク・O・ゲーリー+ウラジミール・ミルニック設計(1996).通称ダンシングビルと言われ、竣工時には景観を大きく乱すと波紋を呼んだ問題建築!!どこへ行ってもゲーリーはやってくれます!!
パリでは、ほぼ閉鎖されていたゲーリーの建築も、ここでは以前現役で安心.しかし、ゲーリーのこの奇妙な建物もだが、オフィスが多くて、内部に入れないのが難点.3次元曲面の壁面が内部ではどうなっているのだろうか・・・.

Praha Andel
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J・ヌーベル設計(2000).プラハ・アンデルとは、『プラハの天使』という意.アンデル地区の中心.地下鉄Andel駅の真上にこの建物はある.ファサードのガラススクリーンを見れば分かるように、ファサード建築.プラハ・アンデルは写真の高層棟と、横の低層棟から成る.メインの高層棟は1階部分しか入る事が出来ないが、内部も別に面白そうな建築ではなさそう.作品集等で見る限り、夜間のライトアップ時のファサードはかっこいいが、それだけ!みたいな印象.彼は、この建築あんまり頑張らなかったんだろうな・・・.

ヨーダ
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プラハ・アンデルの向かいに、もう一棟商業施設がある.そこの1階におもちゃ屋を見つけ、レゴを見ていると、奥のほうにヨーダが隠れているのを発見した!!そして、即購入.このヨーダは3年前くらいに発売されたモノだけれど、日本ではちょうどレゴブームで、店頭で見かけることはあまりなかった.噂では、かなりのプレミアなるものまでついていたらしい.当然プラハのレゴ売り場の前には、私と子供しかいなく、しかしそんなことは問題ではない.私はずっとヨーダが欲しかったのだ.このヨーダ、組み立てると大体20センチ位の高さになる.

Hodek Apartment House
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プラハにはキュビズム建築が数多く建てられている.これはヨーゼフ・ホホール設計(1914).キュビズムの建築か~という感じであるが、私はキュビズムがチェコで盛んであったのが、何か納得できるような気がした.そして、ゲーリーの建築も、プラハらしいんじゃないのかという気分である.

聖ヤン・ネモツニツェ教会
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Hodek Apartment Houseの帰り、高台に公園のようなものがあり、時たま人が坂を上っていくのが見えたので、それにつられるように自分も.しかし、入り口を見つけるのにかなり苦労し、上から街を見下ろしている人が笑っているのを感じながら、あたりを何度もうろうろ.
そして、ようやく入り口を見つけ登っていくと、教会があった.既に時間も遅く入ることは出来なかった.気持ちを切り替えて、高台から街を見下ろすことに.その頃気付いたのだけれど、ここはおそらくデートスポットなのだ.一人でいるのは私だけで、周りはカップルが多数.私が写真を撮っている横で、カップルが愛を語らっている.あ~なんて場違いなところに来てしまったのだろうか・・・.

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途中の鉄橋にて.

夜のヴルダヴァ川とプラハ城
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火薬塔
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ホテルにて
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ちなみにこのホテルのエレベーターが変わっていた.普通エレベーターは、各階とエレベーターと二つの扉がある.しかし、このエレベーターはエレベーター側の扉が無いのだ.つまり、階と階の間では、もろスラブのコンクリートが見えるのだ.
この後、ボルノーでもエレベーターについては驚かされるのだけれど、海外に行くと、時たま変わった古いエレベーターを見る.
日本は金がいくらかかっても、本当に安全管理徹底の街だな~と思う.

明日は、地下鉄に乗ってみようと思う.はじめて来た街ではひたすら歩いて回ってみることが、街を知るためには最もだと思っているのだけれど、地下鉄好きの私にとっては地下鉄も知っておきたいところ.

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by dimensions11 | 2004-08-09 00:42 | Czech